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甲州市長に田辺氏4選 投票率62% 定住人口増に意欲

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甲州市長に田辺氏4選 投票率62% 定住人口増に意欲

 任期満了に伴う甲州市長選が12日、投開票され、現職の田辺篤氏(72)が4選を果たした。元市議で英会話塾役員の新人、相沢俊行氏(62)▽元市職員で会社顧問の新人、荻原博夫氏(66)はともに及ばなかった。田辺市政の評価を争点に選挙戦が展開されたが、投票率は前回を10・02ポイント下回る62・04%と低迷した。

 午後10時半過ぎ、田辺氏の当選が決まると、塩山下於曽の選挙事務所に集まった自民党の堀内詔子、宮川典子両衆院議員や県議、市議や支援者約200人から拍手と歓声が上がった。

 田辺氏は「危機感を感じる厳しい選挙だった。大勢の人に支えられた勝利だ」とあいさつ。4期目の市政に向けて「課題がたくさんある。市発展に尽くしていく」と力を込めた。

 田辺氏は取材に、「甲州市に住んでよかった、住みたいという方々の受け入れ態勢をしっかりやりたい」と定住人口増への意欲を強調した。

 子供や高齢者に関する政策に加え、醸造用ブドウの新規就農者拡大、「民泊」推進などを重点的に行うとの考えを示した。

 選挙戦で、新人2人が市営の維持を訴えた「勝沼ぶどうの丘」の運営については、「市だけでは無理だ。民間の力を借りざるを得ない」と従来の主張通り、民間活力を導入する考えを示した。

 約2600票差で敗れた相沢氏は、「議会報告を通じて現市政への危機感を伝え、選挙戦でも訴えたが有権者には届かなかった」と振り返った。

 「市民本位の市政」を訴えた荻原氏も「訴えが届かなかった。投票率がもっと上がっていれば、新しい選択があったはず」と語った。