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電動車いすの事故防ごう 香川・土庄で交通安全教室

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電動車いすの事故防ごう 香川・土庄で交通安全教室

 電動車いす利用者らを対象に、香川県警小豆署は8日、土庄町のフレトピアホールで、町交通安全協会や「電動車いす安全普及協会」(静岡県浜松市)の協力のもと、約20人が参加して交通安全教室を開いた。

 教室は2部に分かれて実施。1部の座学では、署員が、県内は道路の舗装率や信号機設置などの環境が良いにもかかわらず、人口の割に交通事故の死者数が多いことや、小豆郡内では高齢者の事故が25%を超えている現状を説明。一方、県内12署で同署管内は免許証の返納率が1位ということも話した。

 その上で今後、電動車いすを利用する高齢者が増えることを踏まえ、道路交通法上のあまり知られていないルール▽反射材、旗、目立つ服装などで存在をアピールする▽並行して走らない▽無理な走行をしない-など、事故に遭わない心構えを説明した。

 参加者は普及協会員による利用上の注意をパンフレットやビデオで学んだ後、2部では屋外に仮設されたコースを実際に電動車いすを走らせて安全運転の注意点を具体的に学んだ。まだ電動車いすを利用していない参加者は、容易に運転ができることに利用への関心を高めていた。

 バイクに50年間乗っていて今年8月から電動車いすを利用している同町の森正雄さん(86)は「スピードには不満があるが、安全に気をつけて乗っている」と話した。