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「33種の動物や人の声で威嚇する」! 害獣撃退“オオカミロボ”が発進 農作物被害対策に 山梨・南アルプス市

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「33種の動物や人の声で威嚇する」! 害獣撃退“オオカミロボ”が発進 農作物被害対策に 山梨・南アルプス市

モンスターウルフ。害獣が嫌がるという威嚇音はオオカミの鳴き声ほか33種=7日、山梨県南アルプス市中野 モンスターウルフ。害獣が嫌がるという威嚇音はオオカミの鳴き声ほか33種=7日、山梨県南アルプス市中野

 シカ、イノシシ、サルなどによる農作物への被害を防ごうと、山梨県南アルプス市がオオカミを模した害獣撃退装置「モンスターウルフ」の試験導入を始めた。

 赤外線センサーが動物を感知すると、計33種の動物や人の声で威嚇し、侵入を防ぐ。夜間も1時間に数回、1回数十秒の威嚇音を発する。

 9月の設置から害獣侵入の痕跡はなく効果が上がっているとして、南アルプス市は来年の試験終了後、再来年度から導入する方向だ。同県富士川町、笛吹市などの視察も相次ぐなど、関心と期待が高まっている。

 モンスターウルフが設置されたのは南アルプス市中野の中山間地の斜面。周辺には柿やブドウ、キウイなどの果樹園が広がる。

 中野地区自治会長の金丸栄三さん(68)は「20年以上前に導入したサル用の電気柵は、シカに角で壊されて効果が不十分だった。ウルフが来てからは電気柵や畑への被害がなくなった」と話す。

 ウルフは、北海道奈井江町の太田精器が開発・試験中の装置。樹脂製の頭部と機器を内蔵した胴体に、合成繊維の毛皮を着せ、鉄管パイプの足で支えている。

 センサーが感知すると、赤のLEDの眼光が点滅、首を振りながら、オオカミ、犬、人間の声などで威嚇する。

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