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紅葉シーズンも安全に 小豆島・寒霞渓で応急救助訓練

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紅葉シーズンも安全に 小豆島・寒霞渓で応急救助訓練

 紅葉の景勝地として知られる小豆島(香川県)の「寒霞渓」でロープウエーを運行する「小豆島総合開発」(小豆島町)はこのほど、事故を想定した応急救助訓練を実施した。県警小豆署と協定を結んでいる小型無人機(ドローン)も参加した。

 山頂駅内にある運転室でゴンドラを引くロープを巻き上げる原動滑車の破損で停止したとの想定で、同社職員20人が参加してゴンドラ内に取り残された乗客を地上に降ろす訓練を行った。

 地上の職員が電話で、乗客の救助に向かう要員をゴンドラまでつり上げるロープを落とすように伝え、ハーネスを装着した救助要員がロープでゴンドラへ上がり、地上で補助する職員らと連携して、救助バッグで1人ずつ地上へ降ろしていった。

 協定を結ぶ空撮業者の坪佐利治さん(39)はドローンを操縦して上空から撮影した画像をモニターに映し出し、署員は訓練の様子を確認していた。

 同社は昭和38年の運行開始以来の無事故で10月、四国運輸局から表彰された。訓練後、佐伯直治社長は「訓練でできないことは実際の事故でもできない。客の命を乗せている」と、職員に気を抜かない安全運行を訴えた。

 紅葉シーズン中は年間来訪者の3分の1を超える約10万人が訪れ、同社では見頃となる11月中旬には臨時便の運行でピーク時に対応するという。