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紅葉めでながら野点を 小豆島・寒霞渓で「もみじ茶会」

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紅葉めでながら野点を 小豆島・寒霞渓で「もみじ茶会」

 紅葉が彩る奇岩群が美しい瀬戸内海国立公園の景勝地、小豆島(香川県)の寒霞渓で3日、恒例の「もみじ茶会」が開かれ、例年より少し早めに色づいた渓谷を背景に野点(のだて)の茶が観光客に振る舞われた。

 寒霞渓でロープウエーを運行する「小豆島総合開発」(小豆島町)が、裏千家淡交会小豆島分会の協力で毎年開催。同分会の会員20人が約千人前を用意し、同町にある「せいけんじこども園」の園児らの鼓笛隊が演奏を披露する中、大勢の行楽客が足を止めてお点前を楽しんだ。

 渓谷にはウリハカエデやイロハモミジ、ツタなど20科約50種の紅葉する植物が自生。さまざまな形をした奇岩群を美しく彩っており、眼下の内海湾、その先の瀬戸内海越しに四国の山並みが眺望できる。

 兵庫県芦屋市から2泊3日で小豆島を観光中の医師、辻本浩さん(55)は「宿泊先で茶会を知り来てみた。風景と野点の茶がセットで楽しめていいですね」と話していた。

 紅葉シーズンには約10万人が訪れる寒霞渓。同社は「今年は寒暖差に恵まれているので色づきがいい。これから美しくなる紅葉を楽しんでほしい」としている。