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香川・土庄の「肥土山の舞台」すっきり 文化財保護協が清掃活動

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香川・土庄の「肥土山の舞台」すっきり 文化財保護協が清掃活動

 文化財保護週間(1~7日)に合わせて、「香川県文化財保護協会小豆支部」(岡上峰康支部長)の会員約20人が1日、土庄町肥土山にある国指定有形民俗文化財「肥土山の舞台」で清掃活動を実施した。肥土山歌舞伎保存会や地元自治会も応援参加した。

 同支部では地域の文化や歴史を学ぶため、研修会や探訪会、講演会などを年間5~6回開いており、この日は清掃を通して地域が大切に保存し継承に努めている農村歌舞伎やその舞台を肌で学ぶ機会とした。

 同舞台は、衣装蔵や見物席の建物「高座」、12段に作られ約800人を収容する露天桟敷を含めて重要文化財に指定されている。

 会員らは台風22号の風で散り落ちた枯れ葉や小枝、ゴミをほうきでかき集め、約1時間かけて桟敷をきれいにした。

 清掃の後、保存会の佐々木育夫会長(66)から、肥土山の農村歌舞伎は農業用ため池の完成を祝って貞享3(1686)年に始まり、現在は6組で構成される自治会が輪番で毎年春に上演している歴史や、明治33(1900)年に再建された5代目の舞台をはじめとする建造物群の文化財的な価値について話を聞いた。

 岡上支部長は「文化財のある場所を実際に訪れ、関わることは有意義」と話していた。