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豪華寝台列車「四季島」クルー、川口の星沙恵子さん「毎回やりがいと達成感」

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豪華寝台列車「四季島」クルー、川口の星沙恵子さん「毎回やりがいと達成感」

 5月から運行が始まったJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」で、川口市在住の星沙恵子さん(30)がトレインクルーとして接客業務をしている。観光地でのガイドなど多種多様な業務に当たり、「一生に一度、乗るかどうかの列車で、何かを提供できるのは素晴らしい」と喜びをかみしめている。(宮野佳幸)

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 四季島は、上質な設備とサービスを提供しながら、東日本を中心とした各地を旅するクルーズトレイン。5月1日出発の四季島スイートは76倍、「東日本の旬コース」は平均倍率10・3倍と運行開始から盛況が続いている。

 星さんは大学卒業後、空港のグランドスタッフ、アパレル店員など多くの接客業を経験。3泊4日などのコースで長時間、密に乗客と関わることができる四季島のクルーを募集していることを知り、「(以前経験した仕事と)違った接客ができるかもしれない」と応募した。

 四季島では、観光部門がメイン担当。休日を利用してインターネットや本で観光地を勉強するなど努力を重ねた。一方で、各地での観光ガイドのみならず、車内レストランでの接客やベッドメークといったサービス提供など幅広い業務もこなす。

 豪華寝台列車の旅を支える従業員には苦労も多いという。揺れる車内での長時間の接客もさることながら、夜間に乗客の対応をするため、一晩中、起きていることもある。

 それでも、「仕事をしているときは大変と感じない」。「客と乗務員」の関係で仕事をするのでなく、1人の人として接するよう意識しているため「業務としてやることは少ない」からだ。また、「毎回、やりがいと達成感がある」と話し、乗客が喜んでいる姿が次の乗務に向けての活力になっているという。

 体を動かすことが趣味で、休日もトランポリンなどを楽しんでいる。大学卒業後にヨガのインストラクターの資格を取得。乗客からも「体が凝る」という話を聞くこともあり、「いつかやってみたい」と星さんならではの接客にも意欲を燃やす。

 「四季島のクルーでなく、私の名前を覚えてくださるような接客」が目標だ。