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野洲・小篠原遺跡に大型屋敷区画跡 複数の寺社存在か

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野洲・小篠原遺跡に大型屋敷区画跡 複数の寺社存在か

 野洲市小篠原の小篠原遺跡で、室町時代前期(14~15世紀)の大型屋敷区画跡が見つかり、同市教委が発表した。遺跡が見つかった場所の小字名や地域の伝承から、寺や神社が建っていた可能性があるという。

 同市教委は、宅地造成開発のため、4月中旬から付近の5700平方メートルで調査を進めてきた。このうち1922平方メートルで、建物の周囲を囲んでいたとみられる大溝と、掘っ立て柱19棟の柱跡、井戸9基の跡に加えて、陶磁器の破片なども見つかったという。大溝の大きさは、東西約90メートル、南北70メートル以上で幅約4~5メートル。

 遺跡周辺には、「西ノ堂」「墓原」「堂ノ後」などの小字名が残っていることや、伝承などから複数の寺院が建っていた可能性があるという。同市教委は「寺に関わるもので、これだけ大きな屋敷跡が見つかるケースは珍しい」と話している。調査は、12月末まで続ける予定という。