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浮島ふわり、小豆島に冬の訪れ

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浮島ふわり、小豆島に冬の訪れ

 快晴で明けた香川県・小豆島は26日、今季の最低気温となる11・2度(午前6時14分)が観測され、小豆島町の福田港では、瀬戸内海に冬の訪れを告げる「浮島現象」が観察された。

 浮島現象は、日の出とともに温められた海表面に冷たい風が当たることでできた温度差が、密度の違う空気となってプリズムのように光を屈折させる蜃気楼(しんきろう)の一種。遠くの島が丸まって海面から離れ、沖を行き交う船舶が宙を進むように見える。冬場の晴れた日に多く観察されるが、台風が接近するこの時期では珍しい。

 放射冷却となったこの日朝、同港には北東の風が吹き込み、港から北東約15キロにある兵庫県の家島諸島の松島などが丸く縮んだようになり、遠くの船舶が上下にちぎれたように見えた。港近くに住む増田勝久さん(73)は「冬が来るなと思う。釣り人も減ってひっそりとし始める」と話していた。

 高松地方気象台によると週末は天気が崩れ、台風22号への注意が必要になる。