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【衆院選】自民王国・山口、緩みを警戒 河村氏「次も任せてほしい」

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自民王国・山口、緩みを警戒 河村氏「次も任せてほしい」

 衆院選で全国的に勢いを保つ自民党は、終盤での緩みの引き締めに躍起になっている。安倍晋三首相(63)や河村建夫元官房長官(74)ら大物議員を抱える山口県内でも、自民党や陣営は、緩まないように気を張る。

 1区の自民新人、高村正大氏(46)は、父で党副総裁の正彦氏(75)の地盤を引き継ぎ、有利に戦いを進める。陣営幹部は「『高村正彦』と書かれた無効票が出ないようにしないといけない」と警戒する。

 2区の自民前職、岸信夫氏(58)も、選挙区を丹念に回って他候補を引き離す。外務副大臣など要職を務めた経験を踏まえ、政策を地道に訴える戦術だ。

 3区では、自民前職の河村氏が、実質的な野党統一候補といえる立憲民主党新人の坂本史子氏(62)と一騎打ちの勝負を繰り広げる。河村氏は他の自民候補の応援に全国を駆け回り、地元にはほとんど戻れない。代わって長男の建一氏(41)が選挙区内を回る。名代について陣営幹部は「もう、慣れたものです」と語る。

 河村氏本人も「体調に問題なく、まだまだ引退など考えていない。ぜひ、次も私に任せてほしい」と支持を訴える。

 坂本氏は党を前面に出し、幹事長の福山哲郎氏(55)が応援に入るなど、追い上げをはかる。

 4区は県内で最も多い5人が立候補した。安倍首相に4人が挑む構図だが、首相優位は揺らがない。ただ、「10万票が目標」とする安倍陣営は、緩みを警戒する。