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生き生き現代書90作品 津で15日まで蓮習社展覧会

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生き生き現代書90作品 津で15日まで蓮習社展覧会

 古いしきたりに縛られることなく造形としての書を楽しむ現代書の「輪の会三重支部・蓮習社」の展覧会が12日、津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで始まった。47人が計約90点を出展。踊るように生き生きと描かれた作品が並んでいる。15日まで。無料。

 作品は、畳1畳ほどの「大きな作品に挑む」▽50センチ四方程度の「小さな作品に生命と輝きを」▽「テーマ喜」の3つのコーナーに分けて展示した。

 大作品では「日」と「月」の字を太陽と月のように描いた作品や、太さ約10センチの筆で大書した作品などが目を引くほか、小作品では細筆ながらたくましい書体の作品などがある。

 展覧会ごとに決めるテーマは「喜」。そこはかとなく閉塞(へいそく)感が漂う現代にあって、しなやかな喜の字や、うれしさがあふれんばかりの字が並んでいる。

 蓮習社の村瀬敢山代表は「基礎的な書を学びつつ、自分自身が表現したい字句を楽しく描いており、新しい出会いが生まれる展覧会にしたい」と話していた。

 蓮習社は約45年前に結成。現在は津市内など5会場で約150人が創作に励んでいる。展覧会は通常は3年ごとだが、今回は5年ぶりとなった。