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ICANのノーベル平和賞受賞 被団協「核廃絶運動後押し」と喜び

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ICANのノーベル平和賞受賞 被団協「核廃絶運動後押し」と喜び

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は東京都内で都道府県の代表者を集めた会議を開き、田中煕巳代表委員は「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のノーベル平和賞受賞決定に関して「被団協と核兵器禁止条約づくりに邁(まい)進(しん)してきた。私たちが長い間つくり上げてきた運動を後押ししてくれた」と喜びを語った。

 ICANの国際運営委員を務める川崎哲さんも出席し、「広島、長崎の被爆者らが勇気を振り絞って核の非人道性を語ってきた取り組みへの賞で、被団協にも向けられたもの」と強調した。被団協は、平成27年に実施した被爆者706人対象の意識調査結果を公表。「核兵器廃絶」「被爆の実相調査」などの要望が多かった。自由記述欄では、死者や負傷者を目にした体験を記した人が多かった。5歳の時に広島の爆心地から4キロで被爆した女性は「亡くなった人を山積みにして燃やしていた光景が、年を経るにつれていっそうはっきりと思い出される」と回答した。