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群馬大教授、論文データ改竄 著書では大学批判 「信用を失墜」解雇

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群馬大教授、論文データ改竄 著書では大学批判 「信用を失墜」解雇

 群馬大学は11日、同大大学院保健学研究科の江本正志教授(56)を5日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。責任、筆頭著者を務めた論文でデータの改竄(かいざん)が見つかったほか、ペンネームを使ってツイッターや著書で大学、学生の中傷をしていたことなどが理由。同大は「職務上の義務違反で、本学の名誉と信用を失墜させたと判断した」とした。

 同大によると、論文は平成20年から22年にかけて発表された免疫機能に関する4本で、画像を切り張りするなどの改竄が12カ所にわたって行われていた。江本氏は改竄があったことは認めたが、関与は否定し、「誰がやったかわからない」などと話しているという。

 外部からの指摘で24年2月に発覚。同大は調査委員会を設け、江本氏を講義の担当から外し、聞き取り調査などを続けていた。

 しかし、江本氏が25年12月、「節電を要求され、研究を邪魔された」などとして、同大を相手取り損害賠償請求訴訟を前橋地裁に起こしたことなどから「処分に時間がかかった」(同大)という。