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「地域商社やまぐち」発足 山口県の特産品を国内外に発信

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「地域商社やまぐち」発足 山口県の特産品を国内外に発信

設立記念式典でテープカットする山口FGの吉村猛社長(中央)ら 設立記念式典でテープカットする山口FGの吉村猛社長(中央)ら

 ■ふりかけ、お菓子…オリジナル11品

 山口県の特産品を首都圏や海外に広めようと、山口フィナンシャルグループ(FG)などが出資した「地域商社やまぐち」が発足し、11日、同県下関市で記念式典を開いた。大手百貨店のバイヤー経験者ら外部の専門家も含め、従業員5人態勢でスタートする。生産者と連携し、仕入れや商品開発、販売までを一貫して手がける。(山口支局 大森貴弘)

 柳井市産の自然薯(ジネンジョ)を使ったふりかけや、夏ミカンとチョコレートを組み合わせたお菓子、酒かすとフルーツを使ったケーキなど、加工食品を中心にオリジナルブランド11品を取り扱う。いずれも生産者と山口FGの担当者らが協議し、会社設立に先だって、数カ月~1年以上かけて開発した。

 当面、首都圏の百貨店や高級スーパーなどで、「山口県産品」と銘打った特設売り場を設け、贈答用などとしての販売を目指す。将来的には、関西など他の地域や、海外も視野に入れる。生鮮食品や工芸品など、扱う商品の幅も広げる。

 設立記念式典では、山口FGの吉村猛社長(山口銀行頭取)が「生産者をお手伝いし、地域経済を活性化したい。まずは東京、そして海外まで広げ、総合商社として成長を目指す」とあいさつした。

 「地域商社やまぐち」は資本金5千万円で、本社を山口銀行本店内に置く。山銀東京支店にもスタッフを常駐させ、販路開拓などにあたる。

 山口FG地域振興部の西村健則・副調査役は「首都圏進出が難しい事業者を束ね、ブランド化した上で販売機会を提供したい。県産品の知名度は低いが、素材はよいので自信をもって売っていく」と述べた。