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豊岡・小垣谷遺跡に小規模集落跡 古墳~平安時代 下級役人の住居か 兵庫

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豊岡・小垣谷遺跡に小規模集落跡 古墳~平安時代 下級役人の住居か 兵庫

小規模集落跡が確認された小垣谷遺跡=豊岡市日高町 小規模集落跡が確認された小垣谷遺跡=豊岡市日高町

 県教委は11日、豊岡市日高町祢布(にょう)地区の谷間にある「小垣谷遺跡」で、古墳時代後期(6世紀後半)~平安時代中期(11世紀)の小規模集落跡を確認したと発表した。近くには但馬国府跡があり、国府の下級役人の住居跡と推察される。

 同遺跡は、北近畿豊岡自動車道・日高豊岡南道路の整備事業にあわせ、県教委が7月3日から約2300平方メートルを調査した。

 初の同遺跡調査で、古墳時代後期~飛鳥時代の土坑や杯などの須恵器、奈良時代後半~平安時代中期の掘立柱建物跡、溝、土師器(はじき)や緑釉陶器片などが見つかった。調査を委託された県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部によると、奈良時代後半~平安時代中期を中心に、あまり利用されていなかった狭小な谷の中に小規模な集落が営まれていたことがわかった。

 同遺跡の南約1キロにある第2次の但馬国府が設置された延暦23年(804年)に近い時期のため、国府の下級役人の住居跡の可能性が高いという。

 同センターの山田清朝副課長は「祢布地区ではこれまで想定していなかった谷間の集落跡。傾斜地だけに一般的には集落としては適地とは思われないので興味深い」と話している。

 現地説明会は15日午後1時半~3時。小雨決行。問い合わせは同遺跡の現地事務所(電)0796・42・5822。