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【衆院選】大物来県 政策めぐり火花 千葉

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【衆院選】
大物来県 政策めぐり火花 千葉

 公示から一夜明けた11日、民進党の前原誠司代表、立憲民主党の枝野幸男代表、自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が、それぞれ県内の候補者の応援演説に早速駆け付けた。“大物議員”の来県に各陣営の士気が高まる一方、互いの政党を批判し合う場面や、演説場所が重なりにらみ合う場面があり、早くも火花を散らした。

 ◆「私物化が過ぎる」

 「安倍首相の全てを否定するわけではないが、最近は度の過ぎた部分がある。特に森友・加計問題は政治の私物化が過ぎる」。前原氏はこの日午前、千葉市の商業施設前で街宣カーに立ち、約200人(陣営発表)を前に訴えた。

 同党から希望に合流した候補者の手を握り「流れを断ち切るには大きな野党が必要。希望を持てる社会のために、新たな選択肢を」と支援を呼びかけ、その後も同党出身の希望候補の応援に、日暮れまで県内を駆け回った。

 ◆「本当の民主主義を」

 立民の枝野氏は同日夕、JR松戸駅前デッキで約800人を前に演説を開始。「われわれが立ち上がらなければ国民の選択肢が足りない。本当の民主主義を、草の根からの経済の再生を進める政治勢力が旗をたてなければ」と新党設立への思いを熱弁した。

 「格差、貧困の拡大は日本社会の危機。それを進めたのは安倍首相だ」と安倍政権を批判。「勇気を持って仲間に加わってくれた候補者と、上から目線の政治を変えたい」と訴え、県内の立民候補者を回り支持を呼びかけた。

 ◆「やるべきこと前に」

 同駅前では同時刻に、茨城県と本県をまたぐ突貫遊説ツアーを敢行していた自民の小泉氏が登場。街宣カーに上がったが、「枝野さんの演説を聞きましょう」と枝野氏の演説を待つ余裕を見せた。

 小泉氏は憲法9条への自衛隊の存在明記について、この日が東日本大震災の月命日であることに触れ「災害で救助にきた自衛隊に憲法違反といえるのかと問いたい」と訴えた。立民と自民ののぼり旗を指し、「あの旗とこの旗、リベラルか保守かといったイデオロギーの時代でない。やるべきことを前に進める政治を実現しよう」と主張。約1千人の聴衆から大きな拍手が起こった。