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【衆院選】候補者の横顔 新潟1区(届け出順)

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【衆院選】
候補者の横顔 新潟1区(届け出順)

 22日投開票の衆院選が公示され、県内の6選挙区から立候補した前職9人、新人6人の計15人は街頭に繰り出し、激しい舌戦を繰り広げている。取材に応じた候補者の人物像を選挙区ごとに紹介する。(市川雄二)

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 ◆立前 西村智奈美氏(50) 長男を授かり腹据わる

 派手な政治ができるタイプではない、と自己分析する。「丁寧に気持ちを込めて政策を訴えたい」と淡々と語る。平成24年の前々回選で落選した翌年から「お茶のみ会」と称したミニ集会を地道に続け、支持者の輪を広げてきた。

 大学で非常勤講師を務めていた10年、旧社会党の衆院議員だった民主党(同時)の関山信之氏から同党入りを熱心に誘われた。翌11年の県議選で初当選し、15年には国政転身を果たす。

 比例復活で4選した前回選から2年10カ月の間、議員立法を数多く手掛けた。性的少数者(LGBT)の差別解消法案では、いじめに悩む子供たちを守るために必要だと主張したが「自民党が待ったをかけ、議論が止まった」。法律を作り自治体の動きを後押ししなければとの思いは強い。

 昨年11月に49歳で長男を授かった。ベビーカーを押して歩くことで屋外の段差の多さに気付くといった実感も生かし、子育て支援策を訴えていくという。命や生活と真正面から向き合うことで腹が据わり、政治に対する覚悟も定まった。仕事と子育ての両立は簡単ではない。それでも、わが子の笑顔に癒やされ「だから私も頑張れる」。

 ◆自前 石崎 徹氏(33) 顔つきに精悍さが増す

 「分厚い保守政治」を目指す顔つきに精悍(せいかん)さが増してきた。当時、最年少の28歳で初当選してから4年10カ月。突然の総選挙にも戸惑いはみせない。街頭演説では真っ先に国防を取り上げる。「自衛隊の存在をはっきりさせる。平和憲法も守る」。教育の無償化、年金や介護、雇用の充実も訴えの柱に据える。

 昨年は参院選、知事選と自民党が推す候補が県内で相次いで敗れた。「そろそろ、おいしいお酒を飲みたい」と、必勝を期す。

 慶大時代にマックス・ウェーバーの著書「職業としての政治」を読み、政治家を意識した。財務省に入り、内閣官房国家戦略室主査だった平成24年春、自民の公募で公認候補となった。

 同年12月の初当選以来、少子化や拠点化、農業再生などに取り組んできた。26年に国の指定を受けた新潟市の農業特区では篠田昭市長とタッグを組んで「選定過程で根回しをかなりやった」。政治家としての手応えも感じたという。

 息抜きは、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の動画。救急車のネタなどがお気に入りで「(2人のように)対応力を身につけたい」と、政治家ならではの貪欲さをのぞかせた。