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逃走船捕捉や人命救助 8管本部、舞鶴西港で訓練公開 京都

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逃走船捕捉や人命救助 8管本部、舞鶴西港で訓練公開 京都

 第8管区海上保安本部(舞鶴市)は11日、舞鶴西港第3埠頭(ふとう)(同市西)で巡視船乗組員らの訓練を公開した。潜水士らによる合同潜水訓練、特別警備隊によるゴムボート高速機動訓練を行い、救助や警備への取り組みを披露した。

 潜水訓練では巡視船「おき」「えちぜん」の潜水士10人、美保航空基地の機動救難士2人らが参加。「おき」の潜水士は今月5日、島根県沖で中国漁船と香港籍のタンカーが衝突した事故で、行方不明者12人を発見、収容している。

 訓練は転覆した船内から生存者を救出するとの想定で実施。水深約7メートルの海中で、はしごなど障害物を突破し、生存者に空気ボンベを装着して救出した。「おき」の首席航海士で潜水班長、原武義和さん(42)は「訓練で自信を持つことが重要。いかに要救助者に安心してもらうかが大切になる」と話した。

 高速機動訓練では、巡視船「わかさ」の特別警備隊員ら16人が参加し、6人が乗り込んだゴムボート2隻で急旋回の技術を披露。さらに立ち入り検査から逃走したとの想定で、小型船をゴムボート2隻で挟み込んで捕捉した。訓練に参加した宮津市出身の谷口貴大通信士(25)は「まだまだ先輩の動きに及ばないので、満足できる状態にしたいです」と述べていた。