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【衆院選公示】47人、舌戦スタート 千葉

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【衆院選公示】
47人、舌戦スタート 千葉

 10日に公示された第48回衆院選で、県内の13選挙区には前回選から2人増えた47人が立候補した。内訳は前職17人と元職7人、新人23人。党派別では自民が全選挙区で13人立候補。野党は希望12人▽共産10人▽立民6人▽維新4人▽社民1人▽無所属1人-となった。

 自民・公明の与党と、憲法改正などで同調する希望・維新、安倍政権ストップを掲げる立民・共産・社民による野党連合の「三極」の争いになる構図だ。

 各陣営はこの日朝、千葉市内のホテルで県選挙管理委員会に立候補を届け出て、選挙事務所の標札など「七つ道具」を受領。候補者は事務所などで出陣式や第一声を行い、12日間に及ぶ秋の選挙戦が始まった。

 投票日の22日は県内1524カ所で投票を受け付け、59カ所で即日開票。同日深夜から23日未明にかけて大勢が判明する見通し。

 ◆自民、希望、立民が激突 5区

 5区は自民、希望、そして共産との野党共闘で候補者を一本化した立民がにらみ合う三つどもえの争いとなった。

 市川市の葛飾八幡宮で必勝祈願祭と出陣式を行った自民前職、薗浦健太郎氏。約500人の支持者に「政策を愚直に訴え、次の日本の姿を示していく」などと第一声。市川、浦安両市をくまなく遊説した。

 希望新人の岡野純子氏はJR新浦安駅前で第一声。「クリーンでしがらみのない政治を。政権交代のチャンスだ」と訴えると、市川市内などを選挙カーで駆け回った。

 立民新人の山田厚史氏はJR新浦安駅前で約100人の支援者に「政治を有権者の手に」と第一声。その後の演説会では「市民の熱意に押されて立候補した」と熱弁し、野党共闘で共産も応援に駆けつけ、打倒安倍政権を訴えた。

 同様の三極がぶつかる選挙戦は3区でも繰り広げられる。

 ◆野田前首相、応援に奔走 4区

 4区は、同区を牙城とし8選を目指す野田佳彦前首相が無所属で出馬。3新人が挑戦する。

 野田氏はこの日、朝から2、9、10、13区と、民進で親交のあった希望、立民候補者の応援に奔走。ようやく船橋市に戻った午後5時、「昭和61年10月に街頭演説を始めた原点」というJR津田沼駅北口で「安倍政治に引導を渡す戦いに勝利する」と第一声を張り上げた。

 前回選に続き野田氏に挑む自民新人、木村哲也氏は、船橋駅北口で「老後に不安のない社会を実現する」などと、連立与党の公明関係者とともに支持を訴えた。

 共産新人、深津俊郎氏も同所で「日本を戦争に近づける安倍内閣をストップさせる」と主張。地方からの改革推進などを訴える維新新人、佐藤浩氏は、明治維新の志士姿の運動員らと同駅南口で第一声を行った。

 ◆県内最多の5候補乱立 2区

 県内最多5候補が入り乱れる2区では、各陣営が重点政策の舌戦を展開。京成八千代台駅前などで入れ代わり立ち代わり演説を行った。

 自民前職の小林鷹之氏は、同駅前の出陣式で「自分たちの国を自分たちで守ることが求められている」と安全保障対策の充足を主張し、3選へ支援を呼びかけた。

 希望新人の竹ケ原裕美子氏も同駅近くの事務所で出陣式。「産婦人科医、母、女性として市民の声を国政に届けたい」と宣言し支持を求めた。

 同駅前では立民新人、樋口博康氏も第一声。「自分たちのための政治を行っている」と安倍政権を批判。その後、応援に駆け付けた野田佳彦前首相と演説に臨んだ。

 共産新人の上野洋嗣氏も同駅前で第一声を行い安保法制、改憲反対を主張。維新新人、藤巻健太氏はJR津田沼駅南口で、教育無償化などを訴えた。

 ◆2前職が3度目対決 1区

 4人で争う1区の県都決戦。いずれも前職の希望、田嶋要氏と自民、門山宏哲氏が3度目の対決となった。

 「希望の公認候補だが中身は変わらず、今までやってきたことを守りぬく」。JR千葉駅前の第一声で田嶋氏は希望から出馬することへの理解を繰り返し求め、「千葉1区から政権交代可能な日本をつくる」と決意表明した。

 一方、前回選まで田嶋氏に連敗し背水の陣の門山氏は、県庁前の第一声で「一致団結して国難に立ち向かうにはぶれている政治ではダメ。私はぶれずに全力で前に進む」と田嶋氏の希望入りを牽制(けんせい)。教育支援の加速や北朝鮮の非核化などを主張した。

 維新新人の元民放アナウンサー、長谷川豊氏は、JR稲毛海岸駅前の第一声で「癒着と忖度(そんたく)とお友達ばかりの古い政治を壊し新しい政治をつくる」と主張。共産は新人、大野隆氏が千葉駅前で第一声。消費増税反対などを訴えた。