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ダブル選「投票率期待」 川崎・鎌倉市選管、準備に大わらわ 神奈川

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ダブル選「投票率期待」 川崎・鎌倉市選管、準備に大わらわ 神奈川

 10日公示、22日投開票の衆院選に向け、県内の各選挙管理委員会で準備が急ピッチで進むなか、川崎、鎌倉両市の選管では市長選と衆院選の投開票が同日に行われることになり、慌ただしさが増している。「有権者が混乱する可能性もある」(鎌倉市選管)と危惧する一方で、市長選の投票率アップへの期待も高まっている。

 市長選と衆院選に加え、川崎区の市議補選も重なる川崎市選管。当初は衆院選の投開票日が1週間程度ずれる可能性も視野に、約4100枚の告知ポスターの刷り直しも検討された。

 「実際、1週間ずれていたら、作業が間に合わなかったかもしれない」(宮川潔選挙課長)としたものの、結果的に市長選の投開票の日に衆院選の投開票が重なってくる形となり、安堵(あんど)の表情を浮かべた上で、「間違いがないよう無事に執行することを目指す」と意気込む。

 しかし、慌ただしさは増すばかりで、衆院解散が濃厚になった9月下旬から、常時3、4人が泊まり込みで作業を開始して、休日は常勤12人全員が出勤するなど、総力戦の状態が続いている。

 一方、同日選が決まったことで相乗効果も出そうだ。投票箱が不足していることから、市選管では1箱3万~4万円の投票箱を新たに118個購入したが、「投開票所の確保など、共通して行える部分もあるので、それぞれ選挙を行うより数千万円は安くなる」(市選管)という。

 同じく市長選と衆院選が同日に投開票される鎌倉市選管。平成25年の前回市長選では午後9時50分に開票作業が終了したが、今回は市長選、衆院選ともに開票終了時間を23日午前0時と見込む。

 両市選管が今回の同日選で「特に注意を払う必要がある」としているのが、投票時の対応だ。

 衆院選の場合、市外転出後4カ月間は市内選挙区で投票することが可能だが、市長選の場合、市外転出した時点で投票することが不可能になるなど、投票可能な条件が異なることから、「投票時に混乱が起きないよう徹底を図る」としている。

 前回鎌倉市長選の投票率は過去最低の37・40%に沈んだが、26年の衆院選の市内投票率は59・97%。市選管では「衆院選に引っ張られる形で市長選の投票率がアップすることを期待している」という。