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【衆院選】保守系2陣営「最後の戦い」 山梨2区の長崎・堀内氏が事務所開き 

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【衆院選】
保守系2陣営「最後の戦い」 山梨2区の長崎・堀内氏が事務所開き 

 来月10日公示される衆院選に向け、富士吉田市内で29日、山梨2区の保守系2陣営の選挙事務所開きが行われた。無所属の前職で、自民党への復党を求める長崎幸太郎氏(49)と、同党の前職で選挙区支部長の堀内詔子氏(51)=比例南関東。28日に決定が見送られた同党の公認の行方が焦点だが、両氏は支援者に必勝への決意を訴えた。 (松田宗弘、写真も)

 長崎氏は富士吉田市松山の選挙事務所で、市議や支援者ら約80人を前にあいさつ。「この選挙は12年間の(政治活動の)集大成。最終決着をつける。堂々と戦って勝つことが、山梨県の未来に間違いなく寄与する」と堀内氏への対決姿勢をアピールした。

 長崎氏は「(堀内氏と)同じ土俵で戦えるのではないかと確信している」と述べた。復党が認められない場合、自民党が両氏を無所属で出馬させ、勝者を追加公認する昨年10月の衆院福岡6区補選の方式をとることに、期待感を示した。

 堀内氏は同市中曽根に事務所を開設。県議、市議、後援会関係者ら約50人に「生き残れるかどうかの最後の戦い。思いを一つに勝ち抜きたい」と緊張した面持ちで決意表明した。

 選対本部長の鈴木幹夫県議は「過去2回とまったく違う選挙だ。新党を含む三つどもえの戦いになる可能性がある。後がない。勝ってもらわねばならない」と訴えた。堀内氏は取材に、2区支部長、前厚生労働政務官などの実績があるとして「公認されると信じている」と改めて強調した。

 2区には民進党の新人で新党「希望の党」の公認を求めている小林弘幸氏(45)と、共産党の新人、大久保令子氏(67)も立候補を予定している。

 ◇「全力で堀内氏を公認」 総決起集会岸田政調会長が来県

 山梨2区から立候補を予定する自民党の堀内詔子氏の総決起集会が29日、富士吉田市内で開かれ、支援者ら約1400人が党公認を求める決議を行った。

 集会には同党の岸田文雄政調会長も駆けつけた。岸田会長は「皆さんの思いを持ち帰り、公認手続きを党で進めるべく全力で取り組む」と述べた。

 その上で岸田会長は「投票日は決まっている。公認手続きと同時並行で『絶対に選挙に勝つんだ』という態勢をつくってほしい」と強く支援を求めた。

 ◇小林氏の希望公認支援 民進緊急幹事会代表方針を了承

 民進党県連は28日夜、緊急常任幹事会を開いた。中島克仁県連代表(50)は、次期衆院選で党公認を出さず、希望者は新党「希望の党」の公認を得られるようにするとした前原誠司代表の方針を伝え、了承された。

 2区に出馬予定の新人、小林弘幸氏(45)が希望の党の公認を求めており、県連として支援していくことを確認した。小林氏は取材に「希望の党への公認を求めていきたい」と述べた。「増税凍結など自分の主張と政策で一致する部分が多い。地元支持者の理解も得られた」としている。

 一方、1区から立候補予定の前職の中島氏は、「県連代表の仕事が先。できるだけ近いうちに決断する」と明言を避けた。

 会議では、党の分裂による地方組織のあり方、希望の党への合流を求める人が選別された際の対応などを問いただす発言もあったという。

 ◇立候補説明会9陣営が出席

 県選挙管理委員会は29日、県庁防災新館で衆院選の立候補手続きに関する説明会を開き、山梨1、2区に立候補を予定・検討している9陣営が出席。中込まさゑ委員長が「万全の管理執行態勢で臨む。選挙のルールを理解の上、明るく楽しい選挙を進めてほしい」と要請した。

 出席したのは、1区が民進党の前職、中島克仁氏(50)▽自民党の前職、中谷真一氏(40)=比例南関東=▽日本維新の会の前職、小沢鋭仁氏(63)=比例近畿=▽共産党の新人、宮内現氏(35)▽幸福実現党の新人、西脇愛氏(32)-の5陣営。

 2区は無所属の前職、長崎幸太郎氏(49)▽自民党の前職、堀内詔子氏(51)=比例南関東=▽民進党の新人、小林弘幸氏(45)▽共産党の新人、大久保令子氏(67)-の4陣営。

 このほか、比例代表の説明にも、各党の県内組織の関係者が出席した。

 事務局が、届け出や供託金、選挙公報、ポスター掲示、政見放送などについて説明した。10月3、4日には届け出書類などの事前審査が行われる。

 ◇県警に衆院選違反取締本部設置 

 県警は29日、衆院選違反取締本部(本部長・青山彩子県警本部長)を設置した。県内12署にも同本部を設けた。青山本部長は同日の県下署長会議で「厳正公平な取締りの徹底を」と訓示した。

 捜査2課によると、28日までに違反はなく、前回(平成26年)は、文書違反など7件を警告した。