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土庄地区の老人クラブ、農村歌舞伎の衣装を露天桟敷で虫干し 香川

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土庄地区の老人クラブ、農村歌舞伎の衣装を露天桟敷で虫干し 香川

 江戸初期の農村歌舞伎が現在も継承されている香川県土庄町肥土山で27日、地区の老人クラブ会員約40人が、歌舞伎の上演に使われる国指定重要有形民俗文化財「肥土山の舞台」の露天桟敷で衣装約300点の虫干しをした。

 地区自治会と「肥土山農村歌舞伎保存会」は、毎年5月に地元の氏神に五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願して歌舞伎を奉納上演しており、衣装は町指定の有形民俗文化財を含め約1000点。この日虫干しされた衣装はこのうち常に演目で使用される衣装が中心だった。

 お年寄りたちは約880平方メートルの桟敷にロープを張り渡し、衣装蔵から演目や役ごとに整理・収納されている衣装箱を運び出し、色とりどりの着物や袴(はかま)、裃(かみしも)、打ち掛けなどをロープに掛けて、広げていった。

 肥土山の農村歌舞伎は小豆島町中山の農村歌舞伎とともに、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されており、現在、衣装をはじめ大道具や小道具、根本(脚本)などの調査が進められていて、平成30年度末までに報告書として資料集が作られる。