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豊島で産廃処理完了の式典 「住民運動苦しかった」 香川

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豊島で産廃処理完了の式典 「住民運動苦しかった」 香川

 瀬戸内海の香川県・豊島(土庄町)で24日、不法投棄された産業廃棄物の撤去や無害化処理が完了したことを受け、住民が産廃問題の解決に協力した関係者を招いた式典を開き、困難に立ち向かった運動を振り返った。

 島民のほか、住民と県の公害調停締結に尽力した大川真郎弁護士(76)や浜田恵造知事ら約250人が出席。兵庫県警が平成2年に地元の産廃業者を摘発してから、今年6月の無害化処理完了まで四半世紀以上が経過しており、冒頭で、撤去や処理を見届けられないまま亡くなった島民へ黙祷(もくとう)をささげた。住民を代表して三宅忠治さん(70)が「公害調停に至る運動は苦しかったが、住民が協力すると乗り越えられることが示された」とあいさつした。

 県は今後、産廃処分地の地下水浄化作業を本格化させる。浜田知事は「気を許すことなく、残された作業を進めたい」と話した。