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村上海賊の城を紹介 今治「水軍博物館」で特別展 愛媛

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村上海賊の城を紹介 今治「水軍博物館」で特別展 愛媛

 中世の瀬戸内海を拠点に勢力を広げた「村上海賊」の城をテーマに、埋蔵文化財や史料などを紹介する特別展「村上海賊の城」が、愛媛県今治市宮窪町の市村上水軍博物館で開かれており、多くの歴史ファンが訪れている。10月10日まで。

 島を城郭化した「海城」を拠点に活動した村上海賊は世界的にも珍しい。特別展では近年、青陰城(尾道市)、能島(今治市)、甘崎城(同)、来島城(同)など5カ所の城跡から発掘された生活道具や武器のほか、古文書、絵図など約120点を展示している。

 中でも、芸予諸島だけで約30カ所の城跡が示される江戸時代の「伊予国嶋々古城図」(縦84センチ・横136・5センチ)や、能島、甘崎城周辺の海戦や負傷者の様子を詳しく記した「安芸白井文書」、織田信長が本能寺の変で死去した翌年の1582年、足利義昭の重臣が長宗我部元親の家来に宛てて来島城落城を知らせ、義昭再上洛の意図をにおわせる「真木島昭光書状」などが、歴史ファンの関心を引きつけているという。

 同展示は今治市と広島県尾道市を結ぶ芸予諸島が日本遺産に認定されたことに関連して開催。10月21日~11月19日に尾道市の「おのみち歴史博物館」でも開催される。

 問い合わせは、今治市村上水軍博物館(電)0897・74・1065。