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興福寺で宝蔵院流槍術奉納演武会 気迫の型35本披露

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興福寺で宝蔵院流槍術奉納演武会 気迫の型35本披露

 槍術文化と日本古武道の普及発展を図ろうと、秋の恒例行事の「宝蔵院流槍術(ほうぞういんりゅうそうじゅつ)興福寺奉納演武会」が16日、奈良市の興福寺で開かれた。台風18号による雨にもかかわらず大勢の参拝客が訪れ、気迫ある演武に見入っていた。

 宝蔵院流槍術は約460年前、同院の僧、覚禅房胤栄(かくぜんぼういんえい)により創始された。同槍術の槍は、通常の素槍に対し、穂先が十文字型になった「鎌槍」(全長2・7メートル)が特徴。

 素槍に比べて攻防に優れ、「突けば槍、薙げば薙刀(なぎなた)、引けば鎌、とにもかくにも外れあらまし」と歌が伝えられているように、巻き落とす、切り落とす、打ち落とす、すり込む、叩き落とすなどの技が可能となる。

 奉納演武では一般的な型の「表十四本」、鎌槍の特性を生かした「裏十四本」、小技を効かせた「新仕掛け七本」の計35本の型が披露された。

 宇陀市から訪れた大学生、高木茉好(ますみ)さん(21)は「知人から聞いて来てみた。迫力があって凄かった」と話していた。