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名門武家ゆかりの品240点 県立博物館で「中世宇都宮氏」企画展

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名門武家ゆかりの品240点 県立博物館で「中世宇都宮氏」企画展

 平安時代~戦国時代末期の400年以上にわたり、現在の宇都宮市を中心に勢力を保った名門武家・宇都宮氏の活躍を紹介する特別企画展「中世宇都宮氏-頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族」が16日、県立博物館(宇都宮市睦町)で始まった。10月29日まで。国宝21点、国重要文化財46点を含む約240点の貴重な史料を展示している。

 宇都宮氏は「坂東一の弓矢取り」と評される勇猛さを誇る一方、現在の宇都宮二荒山神社の神職を務め、和歌を得意として宇都宮歌壇を形成するなど文武両面で数々の功績を残した。そして、出家して浄土宗開祖、法然の弟子となった5代当主・頼綱ら仏教との関わりも深い。同展では全国の寺院、博物館などから借り受けた宇都宮氏ゆかりの仏像、絵巻、書状などが並ぶ。

 開会式では、福田富一知事が「県の歴史、風土の魅力を再確認してほしい」と、佐藤栄一市長が「全国に名をはせた宇都宮氏の活躍をしのんでいきたい」と述べた。開会式に出席した関係者のほか、多くの来館者が会場に足を運び、栃木市の無職、前原道治さん(72)は「刀に興味がある。時代ごとに特徴がある」と話していた。

 午前9時半~午後5時。会期中の休館は10月10日。一般1200円、高校・大学生600円、中学生以下無料。