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舞鶴の社会福祉施設、原子力災害想定し訓練 福知山へ避難移動

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舞鶴の社会福祉施設、原子力災害想定し訓練 福知山へ避難移動

 関西電力高浜原発(福井県高浜町)の半径30キロ圏内に入る社会福祉法人まいづる福祉会の「まいづる作業所」(舞鶴市平)は16日、原子力災害を想定した避難訓練を実施した。施設利用者や職員らがバスや乗用車計6台に分乗し、約48キロ離れた社会福祉法人福知山学園(福知山市三和町千束)に避難した。

 同作業所は高浜原発から約11キロの距離にあり、放射能漏れがあった場合、安全かつ迅速に避難する必要がある。これまで重度の障害者らの避難方法の手順や避難先などを検討。万一の場合、まず福知山学園に避難することなどを決め、今回、初の訓練に臨んだ。

 訓練は、同原発の放射能漏れで避難指示が出たとの想定でスタート。職員20人、利用者50人が参加し、車いすの利用者はリフト付きの車両に乗り込ませるなど誘導して、約20分で作業所を出発した。車両は最短ルートと、国道など道幅の大きな道路を使うルートに分かれて移動。車内では避難先について説明するなど情報共有に努めた。

 同福祉会の北村有史さんは「スムーズに出発できたし、福知山学園も受け入れ態勢を整えてくれていた。避難が長期に及ぶ際、どのように過ごすかの検討や今回の訓練の検証を進めたい」と話した。