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開拓の歴史を次代に伝承 創作劇「那須野の大地」あす上演

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開拓の歴史を次代に伝承 創作劇「那須野の大地」あす上演

 那須野が原開拓の歴史を伝える創作劇「那須野の大地」が17日、那須塩原市東三島の三島ホールで上演される。演じるのは市民有志による劇団「なすの」。水のない荒野を切り開き苦難を乗り越えふるさとを築き上げた名もなき先人たちの思いを今に伝える。14、15日夜には通し稽古で本番に備えた。16日にも公開稽古を実施する予定だ。(伊沢利幸)

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 「那須野の大地」は西那須野町(現那須塩原市)が開拓120年を記念し、平成12年9月に上演。翌年に出演者たちが劇団なすのを立ち上げ、自主公演を続けている。

 明治時代の那須野が原を舞台に、新天地での生活を夢見ながら、はるばる越後から入植した一家にスポットを当て、不毛の地を緑の大地に変えるまでの苦労を描く。劇団員は小学1年から70代の約50人。本番に向け熱のこもった稽古が続けられてきた。

 劇団なすの代表で銀行員の長谷部充さん(48)=那須塩原市=は「劇中に『どんな道でも泥道でも転んでも滑っても前に進むしかないんだ』というせりふがある。今を生きる人たちも日々困難を切り開いている点では現代の開拓者。公演を通して感動を伝えたい」と話し、主人公の鶴見りん役の専門学校生、野口妃名子(ひなこ)さん(19)=大田原市=は「りん役は3回目。来年は就職で地元を離れるので最後の公演。多くの人に見に来てほしい」と意気込む。演出は那須塩原市出身の東京芸術座の印南貞人さん(68)。「開拓の歴史を次の世代に伝えていくのが大きな目的。先人たちが血のにじむような思いで大地を切り開いた思いを感じてほしい」と話す。

 入場無料で整理券が必要。昼の部は満席で、夜の部は午後5時開演。ホールロビーでは開拓当時の農機具が展示される。16日午後1時半、5時半の2回、公開舞台稽古を予定。問い合わせは三島ホール(電)0287・36・8531。