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70年前の大水害を忘れない 足利でカスリーン台風慰霊祭

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70年前の大水害を忘れない 足利でカスリーン台風慰霊祭

 昭和22年のカスリーン台風に伴う大水害から70年を迎えた15日、足利市岩井町の通称カスリーン公園で、同市の犠牲者321人を供養する慰霊祭が営まれた。約70人が参列し、犠牲者の冥福と災害のない街を祈った。

 慰霊祭は徳蔵寺(同市猿田町)の住職、源田晃澄(こうちょう)さん(74)ら地元住民による慰霊碑保存協会などが毎年9月15日に開催。源田さんが犠牲者一人一人の名前と年齢を読み上げる中、参列者が焼香した。和泉聡市長は「災害を語り継ぎ、地域ぐるみで災害から守ることが大切だ」と述べた。群馬県桐生市の木村靖子さん(73)は当時3歳で、「この災害、犠牲者を決して忘れてならない」と話した。

 被害から70年の節目を迎え、国土交通省は源田さんの体験談をまとめた冊子を作成。足利市岩井町のわたらせ川のふれあい館せせらでは当時のニュース映像などを紹介する企画展を開いている。