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ペア宿泊券・刀匠制作守り刀…桜井市のふるさと納税返礼品が17倍267品目に

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ペア宿泊券・刀匠制作守り刀…桜井市のふるさと納税返礼品が17倍267品目に

 ふるさと納税の返礼品の魅力を高め、税収増をめざそうと、桜井市は納税者に贈る返礼品を、これまでの16品目から約17倍の267品目にと大幅に増やした。「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」のペア宿泊券や、刀匠・月山貞利さんがつくった守り刀、大和牛ロースステーキなどバラエティーに富んだ品ぞろえで、市は寄付金の増加に期待をかけている。

 桜井市は県内では最も早く平成20年度からふるさと納税制度を取り入れ、寄付金を募ってきた。同年度は約1160万円の寄付があったものの、その後は低迷。今年度は7月までに77万5千円にとどまっている。

 このため、市は税収増をめざし、ふるさと納税事業の体制と返礼品を大幅にリニューアル。これまでは市単独事業として行っていたが、市商工会と「桜井まちづくり会社」に協力を求め、インターネットのふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を活用しながら3者で共同で行うことにした。

 返礼品は市商工会会員らから募集。従来の三輪素麺や地酒、そば、柿の葉すしなどのほかに、新しい品物を大幅に増やした。「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」は市内にある人気の高い宿泊もできるレストランで、ペア宿泊券は20万円以上寄付した人に贈られる。

 また、刀匠の月山さんは県無形文化財保持者で、守り刀は返礼品のために特別に制作する品。年3点しかつくれないといい、756万円以上寄付した人に贈られる。

 このほか、医療機関「グランソール奈良」の人間ドックギフト券や、談山神社に奉納される蹴鞠と同等品の「談山鞠」、「記紀万葉ふるさと巡り」の観光タクシーツアー、大和牛ロースステーキ(200グラム3枚)、県産米ヒノヒカリなども。返礼品の値段は、寄付額の3割以下という。

 市がめざす寄付総額の目標は1億円。松井正剛市長は「市の特産品を広く知ってもらい、返礼品によって楽しみが増えて、寄付額が大幅に増えることを期待している」としている。