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新党警戒「風を注視」 民進2氏離党届提出で神奈川県政界にも動揺

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新党警戒「風を注視」 民進2氏離党届提出で神奈川県政界にも動揺

 県内選出の民進党衆院議員、笠浩史氏(9区)と後藤祐一氏(16区)の2人が、15日に離党届を提出したことを受け、県内政界で動揺が広がっている。民進党県連の組織立て直しは急務である上に、両氏は新党結成を視野に入れていることから自民党関係者も「“風”の動向を注視する」と警戒感をにじませている。

 「(党県連代表だった後藤氏の辞任で)新代表を選出する準備を進めている。影響を最小限に抑え、早期の立て直しを図りたい」。雨笠裕治県連幹事長はこう語った。県連では16日の告示を経て、23日に新代表を選出する予定だ。

 自民党が圧勝した前回衆院選で、県内小選挙区で勝利した民進党議員は離党届を出した両氏と江田憲司氏(8区)の3人のみで、中でも旧民主党出身の両氏は「エース格の存在」だ。

 地方議員への影響も避けられず、県議は「(両氏が)民進党を見捨てたという印象があり、打撃は大きい」とした上で「新党の枠組みがはっきりした段階で、身の振り方を考える地方議員が出てくるのではないか」と含みを持たせる。

 民進党執行部は離党議員の選挙区への「刺客」擁立も視野に入れ、党最大の支持団体の連合も離党議員を推薦しない方針を示すが、「(両氏とも)地盤が厚く、刺客擁立のハードルは高い」(県連幹部)というのが現状だ。

 県内ではかつて、新自由クラブやみんなの党といった新党がブームを巻き起こし、多くの議席を獲得した経緯もあり、対する自民党も新党への警戒感が根強い。「都民ファーストの会との連携次第では“風”が起きる。油断はできない」(県議)と話した。