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【甲信越うまいもん巡り】新潟・南魚沼 49店参加の「本気丼」

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【甲信越うまいもん巡り】
新潟・南魚沼 49店参加の「本気丼」

「上田の郷」の本気丼。ボリュームたっぷりながら価格は税込み1000円。地場産の食材にこだわっている=新潟県南魚沼市長崎 「上田の郷」の本気丼。ボリュームたっぷりながら価格は税込み1000円。地場産の食材にこだわっている=新潟県南魚沼市長崎

 調理担当の貝瀬ゆかりさん(43)は「『目でもおなかがいっぱいになるように』という気持ちで作ったので、本気丼を食べて笑顔になってほしい」。コメだけでなく野菜も地場産にこだわった料理を満喫し、思わず顔がほころんだ。上田の郷では農業などの体験教室を開いたり、自家栽培のコメも販売している。

 続いて足を運んだ京は、郷土料理「きりざい丼」が看板メニューの一つ。野沢菜や、たくあんなどと納豆を混ぜ合わせた「きりざい」がご飯を彩る。

 きりざい丼を食べるのは初めての体験。納豆のネバネバ感と細かく切られた野菜のシャキシャキ感が絶妙なバランスで、コシヒカリの甘みとマッチする。ピリッと辛い神楽南蛮がアクセントとなり、ほどよく味を引き締める。

 同店の代表、南雲勇路さん(48)によると、きりざい丼の発祥は、戦国時代の武士が合戦前に腹ごしらえをした食べ物にさかのぼるという。

 豪雪地帯の南魚沼では、野菜を漬物などにして保存食とし、貴重なタンパク源となる納豆を混ぜて食べる習慣が古くから受け継がれてきた。南雲さんは、きりざいで町おこしを目指す有志の団体「南魚沼きりざいDE愛隊」の副隊長を務める。「子供たちに故郷への愛着を持ってほしい」と、小学校での講演などを通じて普及に努めている。

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