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崇城大開学50周年 ノーベル賞・大隅良典氏講演 政財界などから700人 熊本

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崇城大開学50周年 ノーベル賞・大隅良典氏講演 政財界などから700人 熊本

崇城大の開学50周年記念講演会で研究生活を振り返る大隅良典・東京工業大栄誉教授 崇城大の開学50周年記念講演会で研究生活を振り返る大隅良典・東京工業大栄誉教授

 熊本市西区の崇城大学が13日、開学50周年を祝う「記念講演と感謝の集い」を、ホテル日航熊本(同市中央区)で開いた。昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞した東京工業大栄誉教授の大隅良典氏が講演し、地元の政財界、教育関係者ら約700人が、熱心に耳を傾けた。

 大隅氏は「小さな細胞、酵母に向き合った40年」の演題で、受賞理由である細胞のオートファジー(自食作用)に関する研究活動と成果を紹介した。

 「好奇心に支えられ、偶然と良き研究仲間との出会いに支えられ、研究を進めることができた。オートファジーについては、まだ3割程度しかわかっていないので、引き続き課題の研究に挑みたい。基礎研究は今後も大事だと思う。結果や成果を急がず、長期的視点が大切だ」などと述べた。

 感謝の集いでは「50年の歩みと崇城大学の未来」のビデオが上映された。中山峰男学長は「教職員一丸で、無限の可能性を秘める学生の心に火をつけようと頑張り、成果が表れてきた。次の100年に向けて、新しい伝統とブランドを構築したい」とあいさつした。

 崇城大は昭和42年、熊本工業大学として開学した。「実学主義」を理念に掲げ、地域に根ざして歩んできた。平成12年の芸術学部設置に伴い、現在の名称に変更した。現在は工、芸術、情報、生物生命、薬-の5学部体制で、人材育成に取り組んでいる。