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仙台高検検事長に堺徹氏 「東北地方の安全に貢献」

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仙台高検検事長に堺徹氏 「東北地方の安全に貢献」

 仙台高検検事長に就任した堺徹氏(59)が13日、記者会見し、「東北地方の安全に貢献したい」と抱負を語った。着任は7日付。

 平成24年に福島地検検事正を経験して以来、2度目の東北地方への赴任。当時の印象について、「福島の人々は人に優しく、誠実だった。美しい自然に恵まれ、おいしい日本酒をたくさんいただいた」と話した。

 当時は東日本大震災の発生から日が浅く、避難した人の空き家を狙う窃盗事件もあり、「ご苦労された方々が少しでも安心して暮らせる社会に寄与したい」との気持ちで職務に励んだ。

 若手検事のころ、20代女性が被害者となった殺人事件の現場に臨場したところ、110番通報しようとして力尽きたのか、女性は電話の前で倒れ、ダイヤルの1と0に血が付着していたという。公判ではその姿が目に浮かび、しっかりとした捜査をして真実を明らかにすることの重要性を感じたという。

 手がけた事件では、平成8年の住友商事社員による銅の不正取引事件などが印象に残っているという。和歌山県出身。東大法学部を卒業後、昭和59年に任官。東京地検特捜部長、東京地検検事正などを歴任した。