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“FOOD”は風土 高松市歴史資料館でうどんや調味料など食文化紹介

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“FOOD”は風土 高松市歴史資料館でうどんや調味料など食文化紹介

 讃岐の食文化と、食を通して見える郷土の姿を紹介した企画展「さぬきのFOOD(風土)」が高松市歴史資料館(高松市昭和町)で開かれている。9月3日まで。

 讃岐は昔から米どころ、魚どころとして知られる。温暖な気候と豊かな自然のもと、旬の食材を生かしたさまざまな郷土料理が受け継がれてきた。うどんもその中の一つ。

 本展では香川の食文化にスポットを当て、食の歴史や、海や山での暮らしぶり、料理の基本となった調味料、さぬきうどん、郷土史家が描いた絵など、7つのコーナーを設け、さまざまな視点から郷土を見つめることができる。

 「海の暮らし、山の暮らし」では、小豆島や徳島県などから牛を借りて農業を手伝わせた「借耕牛(かりこうし)」が紹介されている。牛たちは作業が終わる頃、すっかりやせ細った体にお礼の米俵を積んで帰っていったという。

 「さぬきうどん」では、重要有形民俗文化財の『象頭山社頭並大祭行列図屏風』の中に、江戸時代のうどん屋を見ることができる。連絡船で使われていた、どんぶりとうどんを湯切りする「てぼ」も展示されており、当時を懐かしむ来場者も多い。

 高松市の主婦、川東佳代子さん(56)は「地元なのに知らないことが多くて驚いた。勉強になった」と、熱心に展示品を見つめた。

 同館学芸員の中條亜希子さんは「香川に豊かな食文化があったことを知ってほしい。郷土料理も含めて、香川を見直すきっかけになれば」と話した。

 入場は一般200円、大学生150円、高校生以下無料。問い合わせは同館(電)087・861・4520。