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ふくやま美術館 美人画の原点探る 東郷青児展でギャラリートーク 広島

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ふくやま美術館 美人画の原点探る 東郷青児展でギャラリートーク 広島

 独特の幻想的な女性像で知られる洋画家、東郷青児(明治30~昭和53年)の作風の変遷を紹介するギャラリートークが13日、ふくやま美術館(福山市西町)で開かれた。9月3日まで開催中の特別展「生誕120年東郷青児展 抒情と美のひみつ」(産経新聞社など主催)のイベント。多くの人を魅了した「青児美人」が生まれていく過程を美術ファンらが学んだ。

 会場には、10代で初出展した二科展で二科賞を獲得したデビュー作から、20代の約7年間滞在してピカソらとも交流した欧州での作品、帰国後に発表したシュールレアリスム風の作品を経て、30~50代に「東郷様式」の女性像が確立されるまでの約60点を展示。青児が装丁や監修を担当した雑誌などの資料も並べている。

 ギャラリートークでは、学芸員の大前勝信・学芸課次長が、年代順に展示された作品ごとに制作の経緯や時代背景などを説明。西洋美術が日本の社会に浸透、定着していく流れに沿うように、“大衆に受け入れられる美人画”の表現を成熟させていったプロセスを紹介した。

 ギャラリートークは25日午後5時半、27日午後2時、9月1日の午後5時半からも開催。月曜休館(14日除く)。開館時間は午前9時半~午後5時(25日と26日、9月1日と2日は午後7時まで)。観覧料千円(高校生以下無料)。

 問い合わせは、ふくやま美術館(電)084・932・2345。