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【夏の高校野球】山口代表・下関国際の追撃及ばず

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【夏の高校野球】
山口代表・下関国際の追撃及ばず

【三本松ー下関国際】五回、適時打を放つ下関国際の植野=甲子園球場 【三本松ー下関国際】五回、適時打を放つ下関国際の植野=甲子園球場

 第99回全国高校野球選手権大会第6日の13日、第2試合に登場した山口県代表の下関国際は三本松(香川)と対戦。序盤から着実に得点を重ねる相手打線の勢いに苦しめられる試合展開となった。中盤以降の追い上げも及ばす、春夏通じて初の甲子園出場を勝利で飾ることができなかった。

 ◎…下関国際は初回に先制を許し、二回には相手主将・渡辺の本塁打で追加点を奪われるなど、苦しい立ち上がりとなった。アルプス席から試合を見守る同校OBの新谷将平さん(25)は「終盤で何とか追いついてほしい。自分たちは魂を込めた応援を選手に届けていく」と声をからしていた。

 ◎…四回に2点を追加され、4点差で迎えた五回、1死一、三塁の好機で打席に立ったのは主将・植野。「(どんな展開でも)一丸となるようにチームをとりまとめてほしい」と父の敏弘さん(46)が見守る前で、左前適時打を放ち1点を返した。「ナイスバッティングだった。打線をつなげてほしい」と、敏弘さんはうれしそうに話した。

 ◎…6点差と劣勢のまま迎えた七回、1番清水の中前適時打で1点を奪う。母のみどりさん(49)は「打ってくれてびっくりしている。思い切り振って、チームに貢献してほしい」と笑顔。八回には3番吉村が左中間に本塁打を打ち込んで点差を縮めた。父の修一さん(52)は「うれしい。このまま流れを呼び込んでほしい」と大喜びだった。

 しかし、反撃もここまで。九回にもダメ押しの1点を奪った相手に押し切られ初戦で敗退。涙ぐむ選手らに「よくやった。ありがとう」と、スタンドからは温かい声援と拍手が送られた。

 坂原秀尚・下関国際監督「選手はいつも通りだった。後半は持ち味の積極的な攻撃や走塁ができたが、仕掛けが遅かった」

 植野翔仁・下関国際主将「攻めたプレーはできたが、相手が一枚上手だった。新チームには思い切りのよさを生かしてほしい」