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【茨城夏の乱8.27知事選】3氏の政策比較

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【茨城夏の乱8.27知事選】
3氏の政策比較

 ■「インフラ」「原発」で対立、「待機児童ゼロ」など共通

 27日投開票の知事選に立候補した現職の橋本昌氏(71)、いずれも新人の大井川和彦氏(53)=自民、公明推薦、鶴田真子美氏(52)=共産推薦=の3陣営は12日も県内を駆け巡り、主要政策を訴えた。知事選は橋本、大井川両氏による保守分裂の争いに加え、反保守の鶴田氏が割り込む構図で、保革で割れる政策もあれば、3人が共通する政策もある。3氏の政策を比較した。(峯匡孝)

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 保守系と反保守で顕著な違いは「インフラ整備」だ。橋本、大井川両氏は東関東自動車道やつくばエクスプレス(TX)の延伸など同様のメニューを並べている。これに対し、鶴田氏は公共事業の重点を「生活密着型」に転換し、医療や福祉、教育などに充てる考えを示している。

 また、橋本氏が知事選告示当日の10日に、日本原子力発電東海第2原発の再稼働を認めない方向にかじを切り、橋本、鶴田両氏が再稼働反対を訴える形となった。大井川氏は「県民本位の徹底した原子力安全対策と避難対策、原子力教育の推進」を公約としている。

 一方、3氏に共通するのが、子育て世代の負担軽減だ。橋本氏は「18歳未満の医療費無料化」、大井川氏は「子育て世代の医療費や教育費などの負担軽減」、鶴田氏も「子供の医療費を高校卒業まで完全無料化」を掲げている。また、「待機児童ゼロ」を目指す政策も共通している。

 3氏は、高齢者に対する政策も充実させる考えで、橋本、大井川両氏は「健康寿命」の日本一を目指すと表明し、鶴田氏も「安心して産み、育て、老いることができる地域医療・介護体制を充実」と訴えている。