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ふるさと納税倍増11億円 福井 県、「プロジェクト応援型」重点へ

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ふるさと納税倍増11億円 福井 県、「プロジェクト応援型」重点へ

 県が発表した平成28年度の「ふるさと納税」の寄付金実績によると、県と市町への寄付が5万2610件、11億6272万7千円にのぼり過去最高になった。前年度と比べて件数は2.87倍、寄付額が2.08倍と大幅に増えた。返礼品競争激化の中で市町分が大幅に増えたためだが、県が行っている寄付者が応援したい県の事業を選べる「プロジェクト応援型」納税の寄付金も5019万2千円と過去最高になっており、県地域交流推進課は「今後も使い道が実感できるプロジェクト応援型の事業に力を入れたい」としている。

 ふるさと納税は出身地や応援する自治体に寄付をすると、居住地に払う住民税などが軽減される制度。県が提唱し20年度から実施している。過度な返礼品を出す自治体が全国的に激増しているため総務省が返礼品にふさわしくない品目などの自粛を求めている。

 県と17市町の28年度実績(収納分)の内訳は、県分が910件(前年度比2%減)、8431万2千円(6%減)と減少。市町分は5万1700件(2.97倍)、10億7841万5千円(2.30倍)と大幅増となった。

 県分の減少の要因は物品収納(学校備品など)が7件(89%減)、200万7千円(93%減)となったためで、現金収納は903件(4%増)、8230万5千円(32%増)と増えた。県分のうち、応援したい高校を指定できる「ふるさとの母校応援」など「プロジェクト応援型」8事業の納税額は65%増の5019万2千円で、増加要因は高校生の長期海外留学支援(1612万2千円)など4事業を増やしたためという。

 市町分では小浜市、美浜町、南越前町、越前町などが前年度より大幅に増加。小浜市は2万5477件、3億9056万9千円と金額が前年度の2.6倍に増えている。大幅増加した市町はネットサイトで受け付けするようにして返礼品内容を充実したことなどから伸びているとみている。