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常勤医の長時間勤務改善へ 新潟県立病院、業務軽減や機能分担

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常勤医の長時間勤務改善へ 新潟県立病院、業務軽減や機能分担

 県病院局は3日、13の県立病院で働く常勤医の長時間勤務の改善に向けた対策を発表した。各診療科・部門での業務量の個人差を縮めて平準化し、医療事務補助者を増員して医師の業務軽減に努める。さらに症状が改善した患者を診療所に引き受けてもらうなど病院の機能分担を進める。

 7月3日に新潟労働基準監督署から、県立がんセンター新潟病院(新潟市中央区)が長時間勤務を改善するよう是正勧告を受けたことを踏まえ、まとめた。同局は「改善の状況に応じ、必要な対応を検討したい」としている。

 県の調査では、平成28年度の時間外勤務が「過労死ライン」とされる月80時間を超えた医師は、常勤医340人のうち5%の17人いた。内訳は、中央病院4人▽十日町病院4人▽がんセンター新潟病院3人▽新発田病院6人。延べ数だと43人にのぼった。

 担当する診療科で重症患者が多く、容体が急変した患者を本来の勤務時間外に診療するケースも少なくないことが、長時間勤務につながったという。

 また、県は3日、がんセンター新潟病院での長時間勤務の改善状況を新潟労基署に報告した。具体的には勧告内容を医師や看護師らに伝えるとともに、診療科の部長らに勤務管理の徹底を求めた。改善策としては県が今回打ち出した対策の内容に加え、複数の主治医制の導入も検討するとした。