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有田農業女子プロジェクト始動 研修会で交流の輪を広げる 和歌山

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有田農業女子プロジェクト始動 研修会で交流の輪を広げる 和歌山

 “農業女子”の輪を広げよう-。県は、地域で農業に取り組んでいる女性たちの交流の場を作ろうと、有田川町奥の県果樹試験場で、「有田農業女子プロジェクト」の第1回研修会を開いた。26人の“農業女子”たちが集まり、夏場の農作業などについて話し合った。

 同プロジェクトは、有田地方(有田市、湯浅町、有田川町、広川町)で農業に取り組む女性を増やそうと初めて実施した。

 県農業水産振興課によると、地域の農業振興や活性化を担う農家として県が認定した「農業士」の数は、今年4月の段階で有田地方は218人で県内最多。しかし、このうち女性は11人だけという。農家向けのセミナーや研修会に訪れるのは男性ばかりで、女性農家の交流の場は少ない。

 3月、有田地方の若手の女性農家を対象に研修会を開いたところ、好評だったことから、同プロジェクトを本格的に始動することになったという。

 研修会では「夏の作業で気遣っていること」や「プロジェクトでやってみたいこと」などをテーマに意見交換。夏場の農作業中の女性ならではのファッションや熱中症予防についてなど、普段なかなかできない話題で盛り上がった。

 有田市のミカン農家、粂田絵理さん(37)は「普段1人で農作業をしていて、交流の場は少ない。女性同士で話ができると、すごく気分転換になりますね」と笑顔で話した。

 9月には、鳥獣害対策などをテーマにした研修会を実施予定。同課の担当者は「ゆくゆくは地元企業と一緒に商品開発などもしてみたい。いつか有田地方が農業女子にあふれ、元気な所として知られるようになれば」と期待を寄せている。