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「偏見ない職場で働きたい」 鴻巣で障害者対象の合同企業面談会

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「偏見ない職場で働きたい」 鴻巣で障害者対象の合同企業面談会

 来年4月から障害者の法定雇用率が引き上げられるなど障害者採用の機運が高まる中、障害者向けの合同企業面談会(チャレジョブセンター主催)が28日、鴻巣市市民活動センター(同市本町)で行われた。27企業・団体が障害や難病を持った就労希望者約140人の質問に答えた。

 埼玉労働局によると、県内の平成28年度の障害者の雇用率は1・93%で5年連続増加。就職件数も3958件(前年度比419件増)と7年連続上昇しているという。

 面談会に参加した統合失調症の加須市の男性(27)は「どんな病気を持っていても偏見を持たず公平に見てもらえるところで働きたい」と希望を語り、食品会社などを見て回った。

 5年前に職場のストレスで強迫神経症を発症したという久喜市の男性(39)は「トイレが近いので、自由に行かせてもらえると助かる」と話し、金属部品を扱う会社のテーブルに足を運んだ。

 障害者と面談したICT(情報通信技術)サポートサービス会社「キューアンドエー」の小松徳幸・鴻巣オペレーションセンター長は「障害者の方に叱責するような注意をしない。『これ』や『あれ』などのあいまいな表現を使わないなど配慮している」と職場の環境を説明。「弊社で働ける方はぜひ採用させていただきたい」と意欲をみせた。

 障害者雇用促進法は障害者の雇用率を定めている。現在は従業員50人以上の民間企業で2%などとされているが、来年4月に0・2%引き上げられる。