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ウナギの大漁に沸く川取り戻したい 岐阜の漁師

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ウナギの大漁に沸く川取り戻したい 岐阜の漁師

 長良川で取れたウナギを選別する大橋亮一さん(左)と弟の修さん=24日、岐阜県羽島市  長良川で取れたウナギを選別する大橋亮一さん(左)と弟の修さん=24日、岐阜県羽島市

 夏のスタミナ食の代表格、ウナギ。全国的に不漁が続き、今や“高根の花”となってしまったが、清流とされる岐阜県・長良川のウナギは脂分が多すぎず「皮までうまい」と言われている。25日は土用の丑の日。同県羽島市の漁師、大橋亮一さん(82)、修さん(80)の兄弟は、大漁に沸いたかつての川を取り戻したいと思っている。

 環境省が絶滅危惧種に指定するニホンウナギ。減少した理由はさまざまだが、長良川では22年前に運用が始まった河口堰の影響ではないかと兄弟はみている。

 海から遡上する稚魚シラスウナギの妨げとなり、川の流速が落ちて砂やヘドロが川底に堆積し、ウナギの隠れ場所がなくなったことが原因と考えているからだ。

 かつては年間を通して漁をしたが、今は冬には取れなくなった。夏も資源保護のため30~40キロほどに抑えている。「もっと多くの人に食べてもらいたいんだ」。70年近く漁をしてきた兄弟は、長良川がもう一度、自慢のウナギであふれる日を待ち望んでいる。