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行者、次々“ダイブ” 大津で「太鼓廻し」

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行者、次々“ダイブ” 大津で「太鼓廻し」

 滝壺に飛び込む様子を太鼓を用いて行者が再現する「太鼓廻し」が18日夜、大津市葛川坊村町の葛川息障明王院で行われた。

 太鼓廻しは、16-20日に葛川息障明王院に参籠する行者の修行の一つ。天台宗の荒行「千日回峰行」の創始者とされる平安時代の僧侶、相(そう)応(おう)が滝の中に不動明王を感じ、抱きかかえようとして滝壺に飛び込んだ様子を表現しているという。

 荒々しいかけ声とともに、直径1・2メートル、重さ約100キロの大太鼓を激しく回転させ、滝の流れを表現。太鼓の回転が止まるのに合わせて44人の行者が次々と太鼓に飛び乗り「南無大聖(なむだいしょう)不動明王」と叫びながら、暗闇の中で勢いよく飛び降りた。

 鬼気迫る荒行に、京都市の会社員、岩崎守さん(41)は「間近で太鼓が激しく回転する様子と、行者さんの気迫に圧倒されました」と話していた。