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香川のお宝民俗資料150点蔵出し展 「身近な地域にあること知って」

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香川のお宝民俗資料150点蔵出し展 「身近な地域にあること知って」

 瀬戸内海歴史民俗資料館(高松市亀水町)で、地域の資料館や小学校などで保管されている民俗資料を集めた「香川のお宝民俗資料蔵出し展」が開かれており、貴重な品々が並んでいる。

 香川県では災害時における文化財の保護を目的に、5年前から「文化財レスキュー事業」を実施。その一環として昨年、地域の資料館や小学校などの収蔵室にある民俗資料の調査を行った。

 今回はその中の13カ所の施設から、普段は目にすることのできない貴重な資料約150点を展示した。

 カラフルな「イースターバスケット」は、キリスト教の重要な祭りである復活祭(イースター)の際に祝福される食品を入れるかごで、元々は金刀比羅宮(琴平町)の参拝者が使っていた。丸亀市今津町で作られ、昭和30~40年代に欧米に輸出され、当時の香川の主要輸出品の一つだった。さぬき市の「貝ボタン」は、昭和30年ごろには生産高が日本一になったこともあるという。

 暮らしの糧となった地場産業の資料のほか、将来的には民俗資料になり得ることを考えさせられる昭和後期の電化製品やプラスチック製品なども展示されている。

 同館専門職員の木内英博さん(42)は「まずは身近な地域に貴重な文化財があることを知ってほしい。それが災害から文化財を守る第一歩になると思う」と話した。

 9月10日まで。8月5日と9月9日の午前11時~11時45分は、展示説明会も予定されている。入館無料。月曜休館。問い合わせ同館(電)087・881・4707。