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仙台市長選 選挙サンデー、4陣営が各地で激しい舌戦

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仙台市長選 選挙サンデー、4陣営が各地で激しい舌戦

 9日に告示された仙台市長選(23日投開票)で「選挙サンデー」を迎えた16日、候補者4氏は仙台市中心部や公共施設などに繰り出して支持を訴えた。東日本大震災の復興後のまちづくりや現職の奥山恵美子市長の施政方針の継承などを争点に、各陣営は激しい舌戦を展開した。各候補のこの一日の戦いぶりを追った(届け出順)。

 ■林宙紀氏(39)

 小雨が降る午前7時半から、青葉区中心部を自転車で走り回った。陣営の2人と通行人にビラを配り、政策への理解を訴えた。

 雨脚が強まる中、午後1時には同区のマーブルロードで街頭演説。若者や子供連れの有権者に向け「仙台の人口はあと3、4年でピーク。子育て世代を代表し、根本的改革を行う」とフレッシュさをアピールした。「森友も加計学園も仙台に関係ない。市民で仙台を作り上げよう」と特定政党によらない姿勢も強調。陣営カラーの青いポロシャツ姿で練り歩き、有権者に直接支持を呼びかけた。

 ■郡和子氏(60)

 午前中は地元の秋保地区など太白区を中心に回り、午後は青葉区で遊説。民進党の逢坂誠二衆院議員と仙台市出身の保坂展人・東京都世田谷区長が応援に駆けつけた。

 青葉区一番町の仙台ファーストタワー前での街頭演説では、いじめ問題や若者の貧困について「35人学級の実現、小中一貫校も検討したい。政令指定都市で独自の奨学金制度を持っていないのは仙台と広島のみ。すぐに取り組みたい」と政策をアピール。「仙台市に生まれて健康で幸せで良かったと思う都市にしたい」と訴えた。

 ■菅原裕典氏(57)

 早朝から選挙カーで支持を訴えて回り、夕方は青葉区の市戦災復興記念館で開かれた個人演説会に参加。約250人の有権者に「学び働く環境が充実し、(住んでいる人が)日本で一番誇れる仙台をつくりたい」と力強く語った。会では奥山市長の応援映像が流れ、村井嘉浩知事や国会議員らも応援に駆け付けた。

 午前には青葉区の選挙事務所前に菅原氏を支持する自民が用意したマイクロバス型の街宣車「あさかぜ号」が登場。応援する「市議の会」のメンバーが乗り込んで支持を訴えた。

 ■大久保三代氏(40)

 夫が運転する選挙カーに乗って、家族で市内を遊説した。選挙カーはマイカーを改造したもの。弁当を持参し、娘2人を連れて街に繰り出す「家庭力選挙」で支持の拡大を図った。

 「無風が微風に、微風が良風に変わった」と手応えを口にする。蒸し暑かったこの日は午前10時過ぎ、泉区のショッピングセンター前からスタートし、仙台うみの杜水族館(宮城野区)の付近など、家族連れの多いスポットを中心に街頭演説し、子育て世代にアピール。学校を統廃合して建て替えを行うなどの政策を道行く有権者に投げかけた。