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九州豪雨 寒気で積乱雲が猛烈に発達、高さ17キロに

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九州豪雨 寒気で積乱雲が猛烈に発達、高さ17キロに

 気象庁気象研究所は、福岡、大分両県の記録的豪雨について、次々と発生した積乱雲が、上空に流れ込んだ寒気の影響でさらに大きく発達し、大雨を降らせたとする分析結果を明らかにした。

 気象研究所によると、九州北部の東側の地表付近では、5日朝から中国地方や四国に降った雨の影響で冷やされた空気が入り込んだ。そこに南西から暖かく非常に湿った空気が流れ込み、温度の低い空気に乗り上げるように上昇したことで、積乱雲が発生した。

 当時、九州の上空約5500メートルには平年より3度ほど気温が低いマイナス7度以下の寒気が入ってきており、地表との気温差が大きかったことでさらに上昇気流が強くなり、積乱雲は、頂上が高いもので高さ約17キロに達するほど猛烈に発達した。

 発達した積乱雲は西からの風で福岡県や大分県の上空に運ばれて大雨を降らせた。

 一方、南西からの湿った空気の流れ込みが続いたことで、別の積乱雲が同じ場所ですぐに発生する「バックビルディング」と呼ばれる現象が起こり、線状降水帯を形成、大雨が長時間続いたとみられる。