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黄色くかれんに咲くシモツケコウホネ 栃木

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黄色くかれんに咲くシモツケコウホネ 栃木

 日光市小代地区の水路で国内希少野生動植物種に指定されている県内固有の水生植物「シモツケコウホネ」が見頃を迎えている。黄色いかれんな花を県内外から周辺の散策に来た人たちが近くでながめたり写真を撮影したりしていた。

 同市によると、開花は例年並みで6月下旬から咲き始め、今月に入り花数が一気に増えた。

 シモツケコウホネは、平成18年に大阪市自然史博物館の志賀隆学芸員(現新潟大准教授)が同市小代の水路で発見。

 スイレン科の仲間でコウホネ属の新種と分かり、日本植物分類学会の英文誌に発表するとともに新種登録を申請した。コウホネに似ているが、葉は水中にあるのが特徴。

 国が24年に国内希少野生動植物種に指定。28年には水路周辺の0・02ヘクタールが県の自然環境保全地域に指定された。25年に水質悪化で開花数が大幅に減少したが、市民グループなどが保全に取り組み順調に回復している。その後、花が密集したため、今年4月に間引いた株を水路の上流に移植した。