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横浜市長選 16日告示 現新三つどもえか カジノ誘致、中学校給食が争点

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横浜市長選 16日告示 現新三つどもえか カジノ誘致、中学校給食が争点

 任期満了に伴う横浜市長選が16日、告示される。立候補を予定しているのは、いずれも無所属で3選を目指す現職の林文子氏(71)=自民、公明推薦▽元市議で新人の伊藤大貴氏(39)▽元衆院議員で新人の長島一由氏(50)-の3人。共産、自由は、伊藤氏の自主的支援を決めている。女性活躍支援や企業誘致などを積極的に行ってきた林氏の2期・8年の評価や、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致の是非、中学校給食導入などが主な争点となる。30日に投開票される。

 林氏は「これまでも、そしてこれからも躍進し続ける横浜に」を主題に、子育てのしやすさや災害に強いまちづくりなど、5つの柱からなる公約を発表。「財政的に厳しいが、これまで積み上げてきたことを完成形として実現していきたい」と続投に意欲を示した。山下ふ頭の再開発に関しては、世界に誇れる「ハーバーリゾート」にするとの記述にとどめた。一方、中学校での「横浜スタイルのハマ弁給食」の実現に向け、現行より100円程度値下げするほか、昼食の用意が難しい家庭へのハマ弁の無償提供も盛り込んだ。

 伊藤氏は、カジノ誘致反対、中学校給食の実施を大きな争点にあげた上で、東京への都心回帰が進む中で、「魅力的な都市空間の創出など、横浜が現役世代に選ばれる都市に脱皮する必要がある」と訴える。具体的には、官・民が連携し、公共空間などで稼ぐ仕組みを構築することなどをあげる。

 子育て支援策では、教育予算の拡充や同じ英語の教科書を5回繰り返すことで学力向上を図る5ラウンド制の公立中での導入など英語教育の充実のほか、子供の貧困対策などを掲げている。

 一方、長島氏は一貫してカジノ構想に反対の姿勢を鮮明に打ち出しているほか、無駄な財政支出を削減した分で中学校給食を実現することを訴える。また、授業で勝負ができる教師の育成強化のほか、電線の地中化など防災対策の推進を掲げる。

 特定健診受診者への国民健康保険料、または敬老パスの割引の実現など「子育て・教育・福祉」に重点投資することなども公約に盛り込んだ。唯一、政党や団体の推薦や支持を受けず、しがらみがないことを前面に押し出し、無党派層を取り込みたい考えだ。