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【高校野球茨城大会】筑波3年・本村康人主将 部員10人、完全燃焼

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【高校野球茨城大会】
筑波3年・本村康人主将 部員10人、完全燃焼

 「打てるイメージはある。がんがん振っていこう」

 3-6の九回、2死一塁で打席が回ってきた。2ストライクから思い切りスイングしたが、バットは空を切った。試合後は涙が止まらなかった。

 この日のベンチ入りメンバーは10人。入部当初から部員不足と戦ってきた。満足に練習できないことも多く、辞めようと思ったのは一度や二度ではなかった。

 心の支えになったのは、同じ境遇の中で戦ってきた3人の同級生だ。主将は「あいつらがいたからここまでやってこられた」と話す。田嶋一彦監督も4人の絆を「気持ちが先走りがちな本村を3人が支えてきた」と語る。

 「人数は関係ない」と臨んだ最後の大会。五回には逆転に成功し、相手を上回る計11安打を放つなどスタンドを大いに沸かせた。

 「悔しいけど、やりたいことは全部できた」と涙をぬぐった主将は、「人数が少なくても勝つチャンスはある」とその戦いぶりで後輩たちを激励した。(丸山将)